岩出山・鳴子 玉造商工会

凍り豆腐の起源

岩出山町の凍り豆腐はその昔、斎藤庄五郎の「一代記」によると、庄五郎さんが四国こんぴら詣での際に奈良・小倉山で氷豆腐製造法を伝授されたとあります。
1842 年の岩出山産“凍り(しみ)豆腐”誕生以来 160 年の歴史を持ち、今では地元特産品として全国の方々からご愛顧いただいております。
もともとは、農家の冬季換金作物として、また冬の貴重なたんぱく源として“斉藤庄五郎さん”が、高野山から持ち帰り、岩出山の風土にあった製法に改良して作り上げたものです。
しかしながら、温度や風の状態などの自然環境が関係して、岩出山町でも限られた地域のみでの生産となっています。
この“凍り(しみ)豆腐”は、全国各地においてその呼び名は異なっています。「凍り豆腐」「凍み豆腐」「高野豆腐」等々・・・どの呼称が正しいということよりも、地域独自の産物と思ってください。ちなみに味気ない現代では、商品規格の登録上、 JAS 規格によると「凍り豆腐」と定められています。

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